財団の概要
高輝度光科学研究センターJASRI(Japan Synchrotron Radiation Research Institute)は、大型放射光施設SPring-8の運転・維持管理・利用支援とX線自由電子レーザー施設SACLA及び3GeV 高輝度放射光施設NanoTerasuの利用支援などを行う、専門性、先端性、学際性、国際性の高い公益財団法人です。
専門性
高性能で信頼性の高い加速器システムの維持・管理・高性能化、高精度な放射光計測に特化した実験装置の開発など、高度な専門性を必要とする業務を行っています。研究系スタッフは、ほぼ全員が学位取得者です。
先端性
世界最先端の実験施設であるSPring-8/SACLAのオペレーションと、そこで行われる最先端の利用研究を、最先端の実験技術で支えるだけでなく、自らも推し進めています。
学際性
SPring-8/SACLAの利用実験は、物理・化学・生物などを問わずあらゆる研究領域に広がっており、それぞれを専門とするスタッフが協力して利用支援にあたっています。
国際性
SPring-8/SACLAの利用者の10%近くは国外から来ています。また、海外の多数の放射光施設と研究協力協定を結んで、技術交流を行っています。
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財団の概要
公益財団法人高輝度光科学研究センター(Japan Synchrotron Radiation Research Institute、JASRI)は、世界最高性能を有する大型放射光施設の共用を促進し、科学技術の発展、並びに産業の振興を図り、もって人類の持続的発展及び福祉の増進に寄与することを目的に、平成2年に設立されました。兵庫県及び96社1団体(当時)より、総額約66億円の出捐が行われ、うち60億円を基本財産として設定しました。
財団の役割
大型放射光施設SPring-8は国内外の研究者等に広く開かれた施設として平成9年10月に供用を開始し、多くの放射光利用研究が行われています。
さらに、X線自由電子レーザー施設SACLAも同様に内外の研究者等に広く開かれた施設として、平成24年3月から供用を開始しています。
JASRIは、SPring-8の運転・維持管理、施設利用者への放射光の提供、放射光利用研究を促進するための試験研究を行うとともに、「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」に基づく登録施設利用促進機関としてSPring-8およびSACLAの利用促進業務を行うなど、これらの施設の共用を促進するためのさまざまな業務を行っています。
これをSPring-8の運用体制面から見ると、国立研究開発法人理化学研究所から一般競争入札によってSPring-8の運転業務を委託されているほか、登録施設利用促進機関として国からの交付金によって、利用者選定業務・利用支援業務を行っています。
沿革
- 1990年12月1日設立
- 1994年10月「特定放射光施設の共用の促進に関する法律」(平成6年法律第78号)が施行され、「放射光利用研究促進機構」に指定される
- 1997年10月SPring-8の供用開始
- 2006年7月「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」(「特定放射光施設の共用の促進に関する法律」(平成6年法律第78号)の改正法)施行
- 2007年3月SPring-8の利用促進業務を行う登録施設利用促進機関に選定される
- 2011年3月特定放射光施設(SPring-8およびSACLA)の利用促進業務を行う登録施設利用促進機関に選定される
- 2012年3月SACLAの供用開始
- 2012年4月1日公益財団法人に移行
- 2020年12月創立30周年を迎える
- 2024年4月1日 「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」(「特定先端放射光施設の共用の促進に関する法律」(平成6年法律第78号)の改正法)施行
3GeV 高輝度放射光施設(NanoTerasu)の利用促進業務を行う登録施設利用促進機関に選定される
役員等名簿
最高顧問・顧問・JASRI名誉フェロー名簿(2023年:PDF)
各種委員会