SOLUTUS(ソラタス)プロジェクト研究課題
SOLUTUS(ソラタス)プロジェクト研究課題
1.目的
GIGNOプロジェクトは、SPring-8光源の先端性を活かした先端利用研究のニーズ・シーズ開拓のためのチャレンジ型公募研究として成果を挙げてきた。一方、近年の放射光技術の急速な発展により、SPring-8においても光源のアップグレード計画(SPring-8 II)が現実的なものとなっている。この状況において、次世代光源の特長であるコヒーレント性能、低エミッタンスを活用することで、これまでのSPring-8では解決不可能であった課題にソリューション*を提供することが求められている。そこで、次世代光源を活用することで、未踏領域の利用分野へと導く戦略的活用研究の分野開拓を目指すプロジェクトを所内公募する。本プロジェクトでは、SPring-8に既存する利用研究のための技術改善、装置更新に関わるものは採択しない。
2.研究対象
SPring-8 IIの活用に結びつくソリューションを提供する以下の項目。
(1)空間・時間・エネルギー分解能を飛躍的に向上させる計測基盤の開発
(2)新概念の可視化技術の開発
(3)先端計測技術の開発
(4)未踏の研究領域の開拓
3.応募資格
利用研究促進部門の常勤・本務者であるグループリーダー以下の研究員とする。
但し、博士研究員は対象外とする。
4.予算額・研究支援内容(計画段階)
予算:1,000万円/年度(開始時は1年3カ月で1,000万円)
採択枠:最大2件まで
期間:2年3カ月
研究組織:申請は個人とする。
予算費目:設備備品、消耗品、研究打ち合わせ旅費とする。
利用ビームタイムの消耗品費は対象外とする。
中間評価等により、研究遂行上必要と認めた場合は、追加で予算配分を行う。
5.審査方法
第1次の書類審査と第2次の口頭発表審査により採択を決定する。
口頭発表は、公開で行う。審査は非公開。審査結果は公表される。
6.研究評価
・プロジェクトの途中で中間評価行う。評価点に達しない場合はプロジェクトを中途 で打ち切る。
・プロジェクト終了後に最終評価を行う。
・中間及び最終評価は申請者が口頭発表を行う。口頭発表は全て公開の場で行う。
7.その他
申請に当たり、上司の推薦、承諾は不要。
最終評価での合格は、人事評価においても考慮される。また、海外の研究機関、大学 への派遣、海外での学会・ワークショップ
への派遣推薦についても優先対象者となる。