2026年 新年のご挨拶
中川 敦史 NAKAGAWA Atsushi
(公財)高輝度光科学研究センター 理事長 President of JASRI
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新年あけましておめでとうございます.新しい年を迎えるにあたって,ご挨拶を申し上げたいと思います.
皆様,今年の年末年始はいかがだったでしょうか.年明け早々日本海側ではかなりの積雪があったようで,SPring-8の周りでは,仕事始めの日にも少し雪が残っていましたが,全国的には概ね良好な日が続いたかと思います.
日頃の忙しさを忘れて,ゆっくりと休まれることはできたでしょうか.JASRIの職員も放射光リングの運転時とは違った時間を過ごし,新たな気持ちで新年に臨んだことと思います.
私自身のことでいうと,昨年6月にJASRIの理事長に就任するという大きなイベントがありました.理事長として初めての正月を迎えるにあたって,この半年を振り返るとともに,新しい年にJASRIとしてどのように進んでいくべきかということを考えておりました.
JASRIは,放射光科学の専門家集団として,「公正な利用者選定と効果的な利用支援」,「利用研究成果の最大化」,「学術・産業の発展への貢献」という使命の下,登録施設利用促進機関としてSPring-8/SACLA/NanoTerasuという特定先端大型研究施設の特長を最大限に発揮した研究成果が創出されるように運営を進めていく必要があります.その基礎となるのは,雨宮前理事長の時代に出された「JASRI Vision 2030」であり,そこに示されたように,「安全で安心な研究環境と職場環境」の下で,「施設者と密な情報共有と信頼関係を構築し,第4世代放射光施設を核とした放射光研究をバランスよくリードする機関」として,「利用者本位で,そのニーズに的確に応える利用者支援のための適切な仕組みを創っていく」ことを目指した活動を継続していくことが重要であると考えています.このような活動を通して,放射光ユーザーの皆様の研究・開発が大きく進んでいくとともに,JASRIから新しい技術・成果が創出されることで,次世代に続いていく放射光科学の新たな展開が見えていくものと信じています.
今年は,昨年3月から開始されたNanoTerasuの共用に加え,3月からはNanoTerasuのコアリション共用開始が控えています.加えて,SPring-8のアップグレードに向けた準備,さらには1年半後に控えたSPring-8のダークタイムへの対応など,1990年の創立以来もっとも大きな変化が予想されますが,これを好機ととらえ,さらに発展させていきたいと考えています.そのためにも,職員全員が力を合わせていくことが重要であり,その環境作りが鍵となると考えています.
ユーザーの皆様や施設関係者,スタッフの方々の意見を聞きながらJASRIとしての力を最大限発揮できるように努力していきたいと考えています.是非ご協力をよろしくお願いします.
過去の理事長室から
・2025年6月18日付で、雨宮慶幸前理事長の後任として、中川敦史理事長が就任しました
