第20回SPring-8金属材料評価研究会/
第106回SPring-8先端利用技術ワークショップ
「X線非弾性散乱を利用した構造材料評価」

 

日 時:2024年12月3日(火)13時15分~16時45分

開催形式:現地開催 新大阪ブリックビル (〒532-0003 大阪市淀川区宮原1-6-1)
     研究会:A+B会議室, 技術交流会:C会議室

主 催:(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
 SPring-8利用推進協議会(推進協)

後 援:(一社)軽金属学会、(一社)日本機械学会、(一社)日本鉄鋼協会、(一社)溶接学会、
(公社)日本金属学会、(公社)日本材料学会(以上、予定)

対 象:鉄鋼・非鉄金属材料の開発を研究対象としており、SPring-8の利活用を検討する産学の研究者・技術者

趣旨

 本研究会は、鉄鋼・非鉄金属材料の分野において、SPring-8の特徴を活かした利用領域のさらなる拡大と利用技術の深化を目指した活動を行うことを目的としています。
 今回の研究会では、金属材料技術の評価方法の一つとして、フォノン分散の観測が可能なX線非弾性散乱を紹介します。フォノン分散は材料の変形特性の要因となる結晶構造の不安定性に関する知見を与えることが知られています。加えて、放射光を用いたX線非弾性散乱では1 mm角に満たない試料でも分散関係が得られることから、微小試料の弾性率の計測にも利用されています。
 講演ではX線非弾性散乱の手法の概要及び、材料の弾性率測定という観点で本技術を利用された事例を紹介いただき、金属材料の評価法の一つとして本分野の研究者にSPring-8活用検討の一助となる情報を提供したいと思います。

プログラム概要

 13:15–13:20 開会挨拶
  研究会主査 足立 大樹(兵庫県立大学)
座長 佐藤 眞直(JASRI)  
 13:20–13:30

Atomic Dynamics via Inelastic X-Ray Scattering (IXS): Context & Background

 

  Alfred Q.R. Baron(JASRI)
 13:30–14:05

X線非弾性散乱 測定原理とその応用について

 

  福井 宏之(JASRI)
 14:05–14:40

金属材料におけるフォノンエンジニアリング

 

  筒井 智嗣(JASRI)
 14:40–14:55 休憩
座長 足立 大樹(兵庫県立大学)  
 14:55–15:30

金属材料のX線非弾性散乱を用いた弾性率測定

 

  田中 克志(神戸大学)
 15:30–16:05

第一原理フォノン計算の非弾性X線散乱測定への応用

 

  東後 篤史(NIMS)
 16:05–16:40

X線非弾性散乱を用いた高圧高温極限下での弾性波速度測定と地球深部の化学組成の解明

 

  中島 陽一(熊本大学)
 16:40–16:45 閉会挨拶
  山口 章(JASRI)
 17:00–18:00 技術交流会

申込方法

申込方法:

 ※上記参加登録ボタン(Googleフォーム)からの申込みが不可の場合はこちらよりご連絡ください。

参加費:無料
※技術交流会:会費制(1,000円)当日領収書をお渡ししますが、当協議会:免税事業者ゆえ適格請求書発行事業者(インボイス事業者)ではありません。
そのため適格請求書(インボイス)は発行できません。ご了承ください。

定員:80名程度

申込み締切:2024年11月26日(火)12:00(予定)

問い合わせ先

(公財)高輝度光科学研究センター
産業利用・産学連携推進室 佐藤 眞直(msato@spring8.or.jp
SPring-8利用推進協議会研究会事務局(suishin@spring8.or.jp
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
TEL 0791-58-2785  FAX 0791-58-2786
SPring-8利用推進協議会 URL http://www.jasri.jp/iuss/