公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)加速器部門 研究員(テニュアトラック)募集要項【公募No.25T001】
公益財団法人高輝度光科学研究センターでは、加速器部門に所属するテニュアトラック研究員を以下の要項で募集します。
1.募集人員
加速器部門
テニュアトラック研究員 若干名
2.募集分野と業務内容
SPring-8は、「SPring-8」と「SACLA」と呼ばれる2つの大型放射光発生装置を有し、アカデミアから産業界に至る幅広い分野のユーザーに世界最高レベル(輝度、安定度、etc.)の光(X線)を提供する研究基盤となっています。
この光の発生源である電子加速器は、ビーム物理、電磁気、および様々な工学等に基づいて設計・運転され、超高真空システム、多種多様な磁石群、電子を加速する高周波システム、電子や光を高精度に計測・解析する各種モニター、ユーザーのニーズに応じて多様な光を生成させる挿入光源装置、加速器運転のための計算機システム(ソフトウェア、エッジコンピューティング、データ基盤)、安全のためのインターロックシステムなど、多くの最先端技術・知見の集合体となっています。
そのため、加速器部門は様々なグループ/チームから構成されており(詳細は、以下の加速器部門ホームページを参照してください。)、各人はいずれかのチームに所属しながら、部門全体として光源加速器の維持管理・高性能化を担い、次世代を見据えた新たな光源加速器の開発も行なっています。
今回は特に、以下に示すような人材(例)をはじめ、次世代加速器を担う若い世代を広く募集します。
・ビーム物理に基づく理論、シミュレーション計算、解析を行い、加速器の設計、運転を担う人
・電子や光を高精度に計測、解析する各種モニター類、ビームフィードバックシステムの開発、維持管理を担う人
・高精度デジタル制御電源や制御システムの開発、維持管理を担う人
・ソフトウェアフレームワーク、各種基盤計算機、インタロックシステム等の開発、維持管理を担う人(AI活用を見据えたシステム設計・開発を含む。)
上記の他に、超高真空、挿入光源、高周波、磁石等、全てのグループ/チームが人材を募集します。着任時に上記のような加速器の知識を有している必要はなく、着任後、所属チームにて他のスタッフと一緒に仕事をしながら学んでいきます。応募前の問い合わせも大いに歓迎しますので、「14. 問い合わせ先」にご遠慮なく問い合わせてください。
(参考)加速器部門ホームページ
https://www.jasri.jp/organization/organization-research-section/accelerator/
3.応募資格
・自然科学系の博士号の学位取得者(着任日までに取得見込みの方も応募可)
・業務も自らの研究も主体的に遂行する意欲のある方
なお、放射光分野での研究または業務の経験の有無は問いません。
4.着任時期
2026年4月1日以降(早期着任可能です。)
5.雇用形態
・テニュアトラック研究員の契約は任期制で年度更新となります。
・更新は採用日から原則3年を限度とします。
〔定年制研究員への登用〕
テニュアトラック研究員雇用契約期間中に実施する定年制研究員への登用審査を経て、任期(原則3年)満了後、定年制研究員へ移行することとなります。
なお、テニュアトラック研究員の詳細は、以下のJASRIホームページを参照してください。
テニュアトラック研究員:http://www.jasri.jp/human-resources/2021T.html
6.就業場所
兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
公益財団法人高輝度光科学研究センター
なお、上記以外の就業場所において勤務する場合もあります。
7.待遇等
勤務時間:9:00~17:30(12:00~13:00休憩)
給 与:
基本給:経歴に応じて決定
【基本給】 博士修了 277,000円(2025年2月改定、以下同様)
諸手当:研究手当、超過勤務手当、通勤手当(上限55,000円/月)、
住居手当(上限28,000円/月)、扶養手当、深夜手当、放射線取扱手当
期末手当((基本給+研究手当+扶養手当)×4.6ヶ月)
特別地域手当(仙台地区)
参 考:月額給与のモデル
博士修了後経験5年 384,200円(20時間の超過勤務手当を含みます。)
期末手当(賞与)年額のモデル(支給対象期間中の要件を満たした場合)
博士修了後経験5年 1,527,100円
昇 給:年1回(4月)
休 日:土曜日、日曜日、国民の祝日、年末年始(12/29~1/3)
休 暇:年次有給休暇、特別有給休暇(季節休暇、慶弔休暇、財団で定める休暇)
各種保険:健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険が適用
8.応募方法
(1)提出書類
①履歴書
・財団指定様式(写真貼付)を使用してください。【履歴書用紙 PDFファイル/MS Wordファイル】
・履歴書左上の欄に、「【公募No.25T001】」と記載してください。
②研究経歴など
・これまでの研究内容・実績の概要。(A4用紙3枚以内)
③採用後の抱負など
・JASRIにおいてできること、やりたいことなど。(A4用紙2枚以内)
④業績リスト(発表論文・学会発表などのリスト)
・発表論文・学会発表・競争的資金の獲得状況などのリストで公開できる範囲。(A4用紙枚数制限なし)
⑤代表的な研究論文の別刷(5編以内)
・様式は自由
⑥推薦書1通以上
・推薦書の様式は自由
・推薦者は、当財団関係者は不可
・推薦書は、自薦不可
⑦類型該当性の自己申告書
経産省HPより抜粋 説明資料:jp_daigaku.pdf (meti.go.jp)
(2)書類提出方法
(ⅰ)PDFファイル形式でjinji-saiyo[at]spring8.or.jpへ提出書類①~⑤及び⑦を送付してください。
(ⅱ)送付にあたっての留意事項
・メールの件名は、「【公募No.25T001】応募書類-氏名」としてください。
(ⅲ)「⑥推薦書」の提出
・推薦者にPDFファイル形式で、jinji-saiyo[at]spring8.or.jpへ直接送付するよう依頼してください。
・メールの件名は、「【公募No.25T001】推薦書」としてください。
・推薦書には推薦者の自署を必須とします。
9.個人情報の取扱いについて
提出いただいた書類は、適正な管理を行い採用目的のみに使用します。
なお、応募書類は返却いたしませんので、予めご了承ください。
10.「外国為替及び外国貿易法」(外為法)について
外為法に基づく「みなし輸出」における管理対象の明確化や、職員への機微技術の提供に関する事項について改正が行われ、応募の際に「類型該当性の自己申告書」の提出が必要となりました。また、採用時には「誓約書」の提出が必要となります。
経産省HPより抜粋 説明資料:jp_daigaku.pdf (meti.go.jp)
11.応募締切
2025年5月28日(水)15時(日本時間)必着
12.選考方法・スケジュール(予定)
(1)スケジュール
・一次選考(書類審査):5月下旬頃
応募締切以降、書類審査を実施し、通過された方にメールにて専門面接の日程を連絡します。
・二次選考(専門面接):6月上旬頃
書類審査を通過された方に、専門面接を行います。
専門面接を通過された方にメールにて一般面接の日程を連絡します。
・最終選考(一般面接):6月中旬頃
役員による面接です。
(2)選考における留意点
(ⅰ)二次選考の専門面接では、プレゼンテーション(20分間)を行っていただきます。
・テーマは、以下の2項目です。
①これまでの研究経歴や研究内容・実績について
②採用後の抱負などについて
(ⅱ)プレゼンテーション後、面接者と質疑応答の時間(20分間)を設けています。
13.応募書類送付先
企画人財部 人事課
e-mail : jinji-saiyo[at]spring8.or.jp
14.問い合わせ先
・募集分野及び業務内容、ならびに応募資格については、以下に問い合わせてください。
加速器部門 部門長 渡部 貴宏
e-mail:twatanabe[at]spring8.or.jp
https://www.jasri.jp/organization/organization-research-section/accelerator/
・上記以外については、以下に問い合わせてください。
企画人財部 人事課 垣口/丸尾
e-mail:jinji-saiyo[at]spring8.or.jp
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
※[at]は@(半角)に置き換えてください。