光源基盤部門の概要
SPring-8の加速器施設は、電子ビームを発生させて10億電子ボルトのエネルギーまで加速する線型加速器、この電子ビームをさらに 80億電子ボルトまで加速するシンクロトロン、80億電子ボルトの高エネルギー電子ビームを入射・蓄積して放射光を発生させる蓄積リングから構成され、電子ビームの加速と低エミッタンスの電子ビーム蓄積をおこなっています。蓄積リングに接続される放射光ビームラインは、挿入光源、フロントエンド、光学系・輸送チャンネル、さらには遮蔽ハッチから構成され、X線領域を中心とした高輝度放射光を利用者に提供する基盤装置です。制御システムは、加速器およびビームライン全体を制御し、さらに放射線安全の確保をおこなっています。
光源基盤部門は、これら放射光光源基盤の維持管理、運営、高性能化を担い、高輝度放射光の安定供給に責任を持つとともに、光源性能の改善などにより先端的利用研究の要求にも応えるべく活動を行っています。
光源基盤部門は以下の6グループから構成されています。
・軌道解析・モニターグループ
・加速器機器グループ
・挿入光源・フロントエンドグループ
・光学系・輸送チャンネルグループ
・基盤技術グループ
・制御グループ
主要メンバー
部門長
後藤 俊治
副部門長
渡部 貴宏