第1回SPring-8放射光利用技術研究会
/SPRUC企業利用研究会
/第65回SPring-8先端利用技術ワークショップ
「SPring-8-Ⅱに向けたビームライン再編案およびX線発光分光分析技術」

日 時:2021年10月22日(金) 13時30分〜16時45分

開催形式:オンライン開催
 オンラインツール:Cisco社 WebEX Eventsを予定

主 催:SPring-8利用推進協議会(推進協)
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)
(公財)高輝度光科学研究センター(JASRI)

対 象:SPring-8の初級・中級利用者で、今後一層のSPring-8利活用を検討している産学の研究者・技術者

趣旨

 放射光利用技術研究会は、放射光の産業利用に関し、これまで産業界であまり利用されていなかったが、今後は有用になると思われる高度な分析手法に関する情報、および、日進月歩で進んでいる利用技術の開発・整備状況や、変化している利用制度に関する情報をタイムリーに提供することで、放射光の新たな応用展開を図ることを目指して活動している。また、SPRUC企業利用研究会では、これまでも産業界にとって将来有用になるであろう先端的な放射光利用技術を紹介してきた。
 今回の研究会では、両研究会の合同開催として、前半はSPring-8で現在進行中のビームライン再編に関する最新状況報告を、後半は「X線発光分光分析」の原理や応用例について紹介する。

プログラム

 13:30–13:35 開会挨拶と趣旨説明
  研究会主査 堂前 和彦(JASRI)
座長 堂前 和彦(JASRI)  
 13:35–13:50 SPRUC企業利用研究会 動向調査報告
  佐藤 眞直(JASRI)
 13:50–14:35

SPring-8共用ビームラインの再編状況〜産業利用の観点から見た最近の状況について〜

佐藤 眞直(JASRI)

 現在SPring-8の共用ビームラインでは、SPring-8-IIを目指した放射光利用技術高度化の一環として効率的な利用環境および利用技術開発環境の整備を目的としたビームライン再編が進められています。まず第1段階として今年度(2021年度)からHAXPES、核共鳴散乱、非弾性散乱技術の再編がスタートし、第2段階の回折散乱技術については来年度(2022年度)からスタートの予定です。これに伴い、産業利用の利用環境についてもビームライン、利用制度ともに改編が進行しております。
 本講演ではこの再編計画の進行状況の最新情報を、特に産業利用の観点から産業ユーザーの皆様にご提供させていただき、来年度のSPring-8利用計画を検討していただくための一助とさせて頂こうと思います。

 14:35–15:05 BL46XU, BL09XUにおけるHAXPES再編案
  安野 聡(JASRI)
 15:05–15:25 休憩
座長 佐藤 眞直(JASRI)  
 15:25–16:10 高感度型X線発光分光器によるX線発光分光および高エネルギー分解能XAFS分光
  河村 直己(JASRI)
 16:10–16:40

X線発光・吸収分光法を用いたリチウムイオン電池電極材料の電子状態解析

西村 友作((株)豊田中央研究所)

 リチウムイオン電池の高性能化には、電極構成元素、特に充放電に寄与する活性サイトの実作動条件での詳細状態理解が必要である。
 本研究では透過能の高い硬X線を用いるX線発光分光法(XES)・X線吸収分光法(XAS)に着目し、Alラミネートセル内に密閉された電極の充放電に寄与する軌道状態を観測可能か検証した。X線ラマン散乱分光法(XRS)で黒鉛内のC 2p軌道状態を、共鳴X線発光分光法で層状Ni系酸化物内のNi 3d軌道状態をそれぞれ評価できることがわかった。

 16:40–16:45 閉会挨拶
  山口 章(JASRI)

参加方法

申込方法:

参加申し込みは締め切りました。

定員:100名程度

申込み締切:2021年10月15日(金)17:00(予定)

問い合わせ先

(公財)高輝度光科学研究センター
産業利用・産学連携推進室 堂前 和彦 (kdohmae@spring8.or.jp
SPring-8利用推進協議会研究会事務局(suishin@spring8.or.jp
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
TEL 0791-58-2785  FAX 0791-58-2786
SPring-8利用推進協議会 URL http://www.jasri.jp/iuss/