※新型コロナウイルス感染の拡大防止のため中止とさせていただきました。

第3回SPring-8先端放射光技術による化学イノベーション研究会
/第51回SPring-8先端利用技術ワークショップ
化学者のための放射光ことはじめ-小角X線散乱による構造解析の基礎と応用

日 時:2020年3月22日(日) 9時30分~12時30分 

会 場:東京理科大学 野田キャンパス 会場:S5 講義棟 K702

〒278-8510 千葉県野田市山崎2641 https://www.tus.ac.jp/info/campus/noda.html

主 催:(公財)高輝度光科学研究センター、(公社)日本化学会
SPring-8利用推進協議会 

協 賛:(一社)近畿化学協会、(一社)触媒学会、(公社)日本セラミックス協会、光ビームプラットフォーム、中性子産業利用推進協議会、日本放射光学会  

※日本化学会第100春季年会(2020年3月22日-25日)の特別企画として開催されます。

趣旨

 本研究会ではSPring-8の先端放射光技術を活用することで、化学イノベーション(経済、社会における価値創造のプロセスを大きく変え得る革新的なモノづくりの基盤を提供するために、原子・分子レベルにおける未知の学理を解明し、それに基づき社会システムを革新し得る新材料、新技術、新資源を創出すること)の実現を加速あるいは持続的に促進させるための情報交換、人材交流、研究環境の提供を目的として活動しています。
高強度で波長分布の広い放射光を利用した小角X線散乱(SAXS)は、新物質創製にかかわる研究遂行の趨勢を左右する決定的手段となっており、その測定対象は各種ポリマーやゴムの様な高分子材料にとどまらず、医療材料、日用化成品、さらには有機ELや電池等の先端電子材料までをカバーする極めて応用範囲の広い解析手法となっています。 今回、放射光SAXSに精通した科学者を講師に招き、SAXS測定の基礎から最先端の産業利用成果を学術的、産業的な背景も含め講演頂き、放射光SAXSの利用を考えている科学者に対してSPring-8をはじめとする放射光利用方法から、放射光SAXSの威力を学んでもらう機会といたします。

プログラム概要

 9:30- 9:35 趣旨説明
  高谷 光(京都大学)
座長:高谷 光(京都大学)  
 9:35-10:05 放射光小角X線散乱-構造解析のための基礎理論
  竹中 幹人(京都大学)
10:05-10:35 放射光小角X線構造解析-解析手法とその実例
  増永 啓康(JASRI)
座長 本間 徹生(JASRI)  
10:35-11:05 小角X線散乱による超分子集合体の構造解析
  西村 智貴(京都大学)
11:05-11:30 小角および超小角X線散乱で何がわかるのか? ―高分子材料を中心に
  小椎尾 謙(九州大学)
11:30-11:55 古くて新しい素材ベンベルグの構造解析
  坂本 直紀(旭化成株式会社)
11:55-12:25 バイオマス由来プラスチック研究における広角および小角 X 線散乱測定の使いどころ
  加部 泰三(JASRI)
座長 高谷 光(京都大学)  
12:25-12:30 総評
  竹中 幹人(京都大学)

申込方法

※本研究会への申し込みにつきましては、下記日本化学会HPを参照ください。
日本化学会第100春季年会(2020)HP  http://www.csj.jp/nenkai/100haru/

問い合わせ先

(公財)高輝度光科学研究センター
産業利用推進室 本間 徹生(honma@spring8.or.jp
SPring-8利用推進協議会研究会事務局(suishin@spring8.or.jp
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
TEL 0791-58-2785  FAX 0791-58-2786
SPring-8利用推進協議会 URL http://www.jasri.jp/iuss/