SPring-8利用推進協議会
研究開発委員会
SPring-8触媒評価研究会(第11回)のご案内
 以下のように第11回研究会を開催いたします。今回は、先端科学研究所(クリーンルームクラス10など)の見学も行います。ご参集下さい。
日 時: 2006年10月30日(月)
 13:30~16:30(研究会)
 16:30~17:20 (見学会) 
 17:30~18:30(技術交流会)
場 所: 大阪府立大学 先端科学研究所5階の大会議室
 大阪府堺市学園町1-2
  アクセスマップ:http://www.riast.osakafu-u.ac.jp/map.htm
  http://www.eng.osakafu-u.ac.jp/Japanese/07access/access.htm
主 催: SPring-8利用推進協議会研究開発委員会
後 援: (財)高輝度光科学研究センター(JASRI)
プログラム:
13:30~13:35 挨 拶
  安保 正一(研究会主査・大阪府立大学工学研究科)
13:35~14:15 実用化に向けた固体触媒開発
  植嶌 陸男(大阪府立大学産学官連携機構)
  [概要]:固体触媒はグリーンケミストリーや新エネルギー開発分野で今後さらに広く用いられる重要な物質であるが、実用化には耐久性に関する課題が何時も浮上する。未だ理論的解決策はなく試行錯誤が通例の解決策である。工業触媒の開発に長年携わってきた経験をもとに、触媒劣化を中心に実用化へのアプローチを述べる。
14:15~14:55 自動車用排気ガス浄化触媒の解析(水素燃料およびナノ粒子の例)
  住田 弘祐(マツダ株式会社)
  [概要]:自動車用排気ガス浄化触媒材料のポテンシャルを放射光XAFSおよびX線回折により検討した。水素燃料機関を想定したPd/CeMg複合酸化物材料では、XAFSによるPdの解析結果からPdとMgの相互作用がPdの還元特性に影響を与えていることがわかった。また、XAFSによりPdナノ粒子の構造および状態について粒子径の効果を調べた例も紹介する。
14:55~15:05 (休憩)
15:05~15:45 Quick XAFS法による酸化還元反応下における貴金属触媒の液相in situ構造解析
  藤田 勉(三菱レイヨン株式会社)
  [概要]:液相中での酸化還元反応下における貴金属触媒の構造解析を行うことを目指し、Quick-XAFS法の実施が可能な液相in situ測定用セルを開発した。このin situ測定用セルを使用してPd触媒の還元過程におけるEXAFSスペクトルを測定し、酸化還元反応に伴うPdの化学状態の温度および時間変化を観察した。
15:45~16:25 カーボンナノチューブ成長用触媒金属のXPS及び光電子顕微鏡による表面反応の研究
  前田 文彦(NTT物性科学基礎研究所)
  [概要]:カーボンナノチューブの成長制御を目的としてCVD成長時に必要な触媒金属の反応について研究を進めている。本講演では成長前の状態制御を目的として軟X線励起の光電子顕微鏡で調べた基板表面におけるCoとFeの反応について述べる。また、成長機構解明を目的としてX線光電子分光により調べたナノチューブ成長前後のCoの化学状態についても述べる。
16:25~16:30 閉会の挨拶
  永田 正之(JASRI)
16:30~17:20 見学会~~先端科学研究所(クリーンルームクラス10・コバルト60照射室)~~(少し移動)
17:30~18:30 技術交流会(場所:物質化学系新学舎内)
 名刺交換、意見交換などご自由に参加いただく交流の場として活用ください。

定 員: 70名(聴講無料、定員になり次第締め切ります)
申込方法: 2006年10月20日(金)までに以下を記入して、e-mail又はFAXで、お送りください。

件名:SPring-8触媒評価研究会(第11回)を明記してください。
(1)参加者氏名  (2)フリガナ
(3)企業名、所属機関  (4)所属部署、職位
(5)住所  (6)連絡先(電話、FAX、e-mail)
(7)見学会に(参加する or 参加しない)
(8)技術交流会に(参加する or 参加しない)
   技術交流会参加費:1000円
申込み先: e-mail:syokubai-ken@spring8.or.jp
FAX:0791-58-0988
問合せ先: (財)高輝度光科学研究センター JASRI 産業利用推進室 杉浦正洽
 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
 E-mail:sugiuram@spring8.or.jp